絵本の世界「しあわせな王子」を読んでみた

 

 

ハレルヤ!

 

突然ですが、みなさんはしあわせな王子』という絵本をご存知でしょうか(^^)?

 

わたしは絵本がだいすきで、大人になった今でも、図書館に行っては絵本ばかり読んでいるんですが(笑)

 

子どもの頃に読んだ中で特に印象に残っているのが『しあわせな王子』だったんです!

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(引用:絵本ナビ)

 

先日改めて読んでみたんですが、子供だけではなくむしろ大人に読んでほしい絵本だということがわかったので、この場でぜひ紹介させてください…!

 

はじまりはじまり〜(о´∀`о)

 

王子さまとツバメ

むかしむかし、ある町に"しあわせな王子"の像がありました。

体は金で覆われ、青い瞳はサファイア、腰の剣には大きいルビーがはめこまれた、光り輝く美しい像でした。

 

町の人たちはこの王子さまのように幸せになりたいと願っていました。

 

冬が近づいてきたある日のこと。

冬を越すために移動していた、群れからはぐれた一羽のツバメがいました。

 

「みんなは先に行ってしまったかな。

今日はここで休んで明日また飛び立とう。」

 

そう思い、王子さまの像の足元で眠ろうとした時

ポツポツとしずくが落ちてきました。

 

顔を上げてみてみると、王子さまが泣いていたのです。

 

「もしもし、どうしたのですか?」

 

すると、王子さまは答えました。

 

「こうして高い所にいると、町中の悲しい出来事が目に入ってくるんだ。でもぼくには、どうする事も出来ない。だから泣いているんだよ。」

 

王子さまからのプレゼント

その町には、病気の子供にみかんを食べさせてあげたくても、働けど働けど買うことのできない母親や

才能はあるのに認められず貧しい暮らしをする若い芸術家、一晩中凍えながらマッチを売る少女がいました。

 

そこで王子さまはツバメにあることを頼みます。

 

「剣のルビーを貧しい親子に、右目のサファイアを頑張っている若者に、そして左目のサファイアを少女に届けてきてくれないか?」

 

ツバメは王子さまに言われたとおりに、光り輝くルビーやサファイアを人々のもとへ届けました。

すると病気の子供、若い芸術家、マッチ売りの少女に笑顔が戻りました。

 

そして、外は寒いというのに、ツバメくんのからだは不思議とポカポカ温かいのです。

 

王子さまは言いました。

「それは君が良いことをしたからさ。」

 

みすぼらしくなっていく王子さま

両目を失ったことで完全に目が見えなくなってしまった王子さま。

暖かい場所を夢見て旅立つはずだったツバメは、王子さまの姿を見て、自分が目の代わりになろうと決心します。

 

その町には、貧しくて苦しむ人々がまだまだたくさんいました。

ツバメは飛び回り、王子さまにひとつひとつ話して聞かせました。

 

「そうか。それでは、ぼくの体を覆っている金を少しずつはがして、貧しい人々に分けてくれないか。」

「わかりました!」

 

ツバメは人々に金を配り、みなは感謝し喜びました。

 

やがて冬がきました。

雪が降りしきる、静かな町を見下ろす丘には、金がすべて剥がれ、みすぼらしくなった王子さまがいました。

 

そして、とうとう寒さに耐えきれなくなったツバメは、最後の力をふり絞って王子さまにキスをすると、そのまま死んでしまいました。

 

「パチン!」

 

王子さまの心臓は悲しみに耐えかねて、はじけてしまいました。

 

いちばん美しいもの

次の朝、町の人たちはしあわせな王子の像が、すっかり汚くなっているのに気づきました。

 

そして

「美しくない王子の像なんて燃やしてしまおう!」

と言って燃えたぎる炎の中に投げ入れました。

 

しかし、からだはすっかり溶けて無くなってしまっても、心臓だけは溶けなかったのです。

 

そこで、王子さまの心臓と、そばで死んでいたツバメはゴミ捨て場に一緒に捨てられてしまいます。

 

その頃、神様と天使がこの町にやってきました。

神様は天使に言いました。

 

この町でいちばん美しいものを持っておいで。」

 

天使が持ってきたのは、王子さまの心臓と一羽のツバメでした。

 

神様はそれを見てうなずきました。

 

「よくやった。これこそが、この町で一番美しい物だ。王子とツバメは、大変良い事をした。この二人は、天国に連れて帰ってやろう。」

 

 こうして、人々を助けるために死んだ王子さまとツバメは、天国でしあわせに暮らしたのです。

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おしまい♫

 

 

どうだったでしょうか??

 

読む人それぞれに受ける感動や悟りはちがうと思うんですが、わたしは改めて読んでみて、王子さまの心から、神様の愛を感じました。

 

街の人々の変わりようには、オイオイ( ゚д゚)!と思いましたが

わたしも含め、人ってすぐ忘れる生き物だもんなぁ(T ^ T)

 

苦しい時は助けを求めるのに、それが過ぎ去ると感謝を忘れてしまったり。。

これを教訓として、いつも感謝を忘れない人になりたいです!

 

それからそれから、王子さまとツバメの関係をどう解釈するかも、きっと様々な感想があるんじゃないかなぁと思います^ ^

 

人々を燃えるように愛している王子さまと、その体となって街を飛び回り人々を助けたツバメくん。

 

まさに、まさに…ですよね!!

 

『しあわせな王子』

みなさんも、ぜひ読んでみてください(о´∀`о)

考察や感想を語り合いましょう!!(笑)

 

 

それではまた〜🙌🏻✨